あらすじ
『初代魔王』それは、人類を絶望の底へと叩き落とし、暴虐の限りを尽くした邪悪の権化。伝説の初代勇者をもってして、完全に滅ぼすには至らなかった。
その絶対的な存在が千年の時を経て、現代へと蘇る───
しかし、千年経った世界は既に魔王を遥かに凌駕する程にインフレしていた。
極めた魔術は対策され尽くされ過去の遺物と化し、自慢の魔力量は現代の雑魚モンスターと同程度、そして、未知の魔法や技術の前には、かつての何もかもが通用しない。
最強の魔王は、千年後で最低基準にすら届かなかった。
それでも魔王は圧倒的な考察力と貪欲な学習性、そして傲慢な王の矜持で現代のインフレを学び、挑む。
魔族と人間の隔絶が続いた世で、かつての魔王は不敵に笑い続けている──
「下等生物の分際で、この俺をボコるとは褒めて遣わそう。……それで、次は何を魅せてくれる……?」
(毎日更新全33話 「小説家になろう」様にも投稿させて頂いております)