あらすじ
神格鑑定局の相談窓口には、今日も神様や妖怪や幽霊がやってくる。
転職した鬼の住所変更。
死んだ夫が幽霊になった未亡人の相続相談。
自分は河童ではなく水神だと主張する老人。
そして、百年以上祀られ続け、「もう神様を辞めたい」と相談に来た土地神。
神、邪神、悪魔、妖怪、幽霊、超能力者――あらゆる異能存在が実在する世界で、それらを鑑定・管理する国家機関「神格鑑定局」。
その総務課相談窓口を取材してみると、そこにあったのは壮絶な神々の戦いではなく、申請書と番号札と、少しばかり面倒な行政手続きだった。
神様にも権利がある。
神様にも悩みがある。
そして神様にも、管轄がある。
異能と行政が同じカウンターに並ぶ、神格お役所ルポルタージュ。