あらすじ
消したくても、けして消えないクライ(暗い)過去。苦しみを吐き出したい叫び(Cry)。いつだって、ぼくらは、暗い闇にクライ憑かれている。それでも、負けないくらい頑張ってきたんだ。多分これは、まぶしいクライ輝いている。
ー個性的な仲間たちの物語がいま、ここに始まる
ここは商店街の隅にあるビルの一角。
“通信制高等学校カシオペヤ”
さまざまな事情や特性をもった生徒が通っている。
中学3年生の勇人も、生徒の一人だ。控えめな性格でいじめられた時期がある。中学校になじめず引きこもりだった。カシオペヤとの出会いが勇人を変えていく。
個性豊かな仲間が集いにぎわうメインスペースの円卓。数学が大の得意でパズル最強のすいれん先輩(すうちゃん)。ゲームが大好きでゲーマー&プログラマーの勝利。みんなに愛されているアイドル的存在で可憐な歌声をもつ声優志望の花音。いつも教室のすみで、もくもくと絵を描いている画家の翔。カメラでみんなの写真をとりすぎて盗撮魔と呼ばれる薩摩透真。
みなそれぞれの悩みを抱えているが共通点もある。それは大半の生徒が不登校を経験していることだ。時にはぶつかりあいながらも彼らは強い絆で結ばれている。
通信制は全てオンラインのイメージが強いが、意外にも対面のイベントもある。ゲーム大会、スポーツレク、体育祭、文化祭、林間学校、修学旅行、etc。
そんなカシオペヤでは九条キャンパス長、スタッフさんが彼らを支える。
――あれ? 今、九条キャンパス長に忍び寄る影がそこにbrんjbfmxc;あsぺds
【システム異常:接続を遮断します】
――ハッキング完了。
まぁ、よくも抜け抜けと楽しそうに青春を送っているな。中学もまともに通えてないやつに一体何ができるっていうんだ。落ちこぼれなオレらに夢も希望もねえんだよ。こんな学校、終わらせてやる。そして、何もかもが終わり、世界は滅ぶだろうな。オレは、いやオレらは誰にも止められねぇよ。