あらすじ
十五年前に起きた未曾有の“薬害テロ”。
被害者たちは“セカンド”と呼ばれ、今なお、社会との“共存”と“対立”の狭間を生きていた。
その日、街の各所で同時多発テロが始まった。
消防士の姿をした武装集団“ファイアーマン”は街を炎に包み、テレビを通じて告げる。
「これはセカンドの怒りの火だ」
14歳の少女ソフィアは、犯人を追って燃える街を駆ける。
彼女を鍛えた軍人、そばを走る刑事、妻を失った消防士、娘から逃げ続けた母親。
ソフィアと出会い、傷つけ、守り、守られてきた人々もまた、それぞれの場所で選択を迫られていく。
そして、彼女の「敵」となる者たちも──。
“ファイアーマン”が語る怒りは、誰のものなのか。
恐怖に包まれた街で、人々は何を恐れ、何を信じるのか。
十五年前の真相と、それぞれの過去が交錯する群像アクションドラマ。
誰が火をつけたのか。
誰が、その火を消すのか。