あらすじ

駆け出し冒険者のロウ(19)には、奇妙な癖がある。初めてのはずの技が、なぜか体に馴染む。初めて来たはずの街が、なぜか懐かしい。 そして――初めて出会う魔物が、彼を見て怯える。「また来たのか」と。「終わらせない男」と。 誰も知らない。この世界が、厄災「幕引き」のたびに数百回も巻き戻されてきたことを。記憶は誰にも残らない。ただ一人、ロウの体だけが、全周分の戦いを覚えていることを。 ギルドの査定は万年E。人間には「災厄の前触れ」と疎まれ、魔物には誰よりも恐れられる男の、三百二十八度目の攻防が始まる。

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カクヨム
カクヨム2026/08/11
  • 現在の作品敵だけが俺を知っている ~数百周目の世界で、体だけが戦い方を覚えていた~