あらすじ
蝉時雨ーーその音が……声が聴こえてくる筈のない季節の筈なのに。
聴こえた音。声。
それは確かに彼の耳には届いていた。
「……懐かしい……。蝉時雨……」
ーー嗚呼……死して美しき蝉時雨ーー。
彼は、逸話にも残る言葉を発した後、最期の時、力を振り絞り心の中でそう呟いた。
彼が最期の時、願った事。
それは……決して一つではなかった。
これは以前公開せずに書いた作品ですが、暇潰し程度に、気まぐれに……書く練習として書き記しているものです。
又、公募用に縦書きで書いていた作品です。
横書きでは見にくい部分もあるかと思いますが、御了承ください。