あらすじ
現代の日本。
原因不明の怪異が「特異生活事象」と呼ばれ、行政によって分類・管理されている。
市役所から届く奇妙な注意報。怪異の発生を前提に貸し出される格安物件。危険手当と引き換えに、異常な映像を監視するアルバイト。知らない人が家族として暮らしていても、書類上の整合が取れていれば問題なしとしている。
世間を取り巻く怪異の発生原因はわからない。根本的な解決方法もない。
それでも人々は学校へ行き、働き、恋をして、明日の家賃を心配する日々を送る。
怪異は人を惑わせ、得体の知れない恐怖を与え、時には救いになる。
少しだけ異常が多くなった日本を生きる、現代の若者たちの日常怪異譚。