あらすじ
ここはとある国。アリーフ王国。
今から17年前。
小さな村に一つの命が誕生した。
泣きわめく赤ん坊をほっとした表情で眺めている女。名はミア。
『やっ……と…だわ』
『よう頑張ったもんだ』
元気な赤ん坊を雑なごらも丁寧に拭いている30代の女。名はエトばぁー。
『ありがとね……エトばぁー』
『エトばぁーって呼び方はやめんなさい!私はまだ30代よ』
『ふふっ…エトばぁーはエトばぁーよ……。その子のね……名前なんたけどね……』
それから一時間。
泣きわめく赤ん坊を大事そうに抱えながらエトばぁーか走っている。周りなど気にせずひたすらに。後ろではさっきまでいた家が燃えている。
ふと立ち止まり振り返った。
『男が泣くんじゃないよっ。よく見ときな。この火を………行くよ。ルート』