あらすじ
東京から沼津まで続く国道246号線。
高校二年の冬休み直前。
学校で一番人気者だった樹が、
「高校を卒業したら沼津で漁師になる」
と宣言したことがすべての始まりだった。
親戚の漁師を手伝っていた樹に会いに行こう。
そんな話で盛り上がり、仲間たちは高校最後の夏休みに東京から沼津まで246号線を歩く計画を立てる。
だが、ある出来事によって、その夏休みは旅どころではなくなってしまった。
そして六年後。
止まっていた計画が再び動き出す。
集まったのは、かつて同じ時間を過ごしながらも、それぞれ違う人生を歩んできた五人の女性たち。
進む道に迷っている人。
自分の道を見つけて歩き始めた人。
やり残したことを抱えた人。
夢を諦めざるを得なかった人。
高校時代には想像もしなかった人生を歩んでいる人。
長い道のりの中で、彼女たちは思いがけないトラブルに巻き込まれながら、高校時代の思い出や語られなかった本音と向き合っていく。
道に迷い、笑い合い、ときには衝突しながら。
彼女たちは246号線を歩き切り、沼津にいる樹と再会することができるのか。
そして旅の先で、それぞれが見つけるものとは――。
国道246号線を舞台に描く、青春の続きを歩くロードノベル。