あらすじ

「死にたくなかったら――世界を征服すればいいじゃない」

十八世紀フランス。
やがて革命の炎に焼かれ、断頭台へ送られることになる王妃、マリー・アントワネット。

だが、彼女には一人の奇妙な相談相手がいた。

その名は、シャルル。

彼は二十三世紀から来た軍人。意識だけがマリーの頭に同居する。
彼は23世紀末、記憶を失った状態で発見され、自分の名前以外の過去を何一つ覚えていないシャルル。
ただ一つ、彼の手元に残されていたのは――「愛しの我が娘」と刻まれた、謎の黄金のロケットペンダントだった。

未来を知るシャルルは、マリーに告げる。

「このままじゃ、お前は死ぬ」
「ならば、歴史そのものを変えろ」

医学、農業、教育、衛生、軍事。
未来の知識を武器に、マリーはフランスの改革へと乗り出していく。

しかし、歴史を変えるということは、歴史の流れに逆らうということ。
宮廷の権力闘争、貴族の既得権益、教会との対立、そして革命の足音――。

迫り来る破滅を前に、王妃は何を選ぶのか。

そして、記憶を失った未来の軍人シャルルとは、一体何者なのか。

これは、断頭台へ送られるはずだった王妃と、歴史から消えた一人の少年が織りなす――
「もしも」のフランス史である。

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アルファポリス
アルファポリス2026/08/11
  • 現在の作品断頭台が嫌なら世界を征服すればいいじゃない