あらすじ
【白き終焉】と呼ばれた大災害以降、自然は牙を向くようになった。
雷も、雨も、雹も、風も、かつての秩序を失い、人の暮らす街を脅かす。
避難指示が流れ、収束が発表され、人々はその繰り返しの中で日常を続けている。
だが、最前線には、表から見えるものだけではない。
歪みの奥で動く影がある。
命令されているでもなく、誰かに誇る様子もない。
ただ、暴れる気象を鎮め、去っていく。
彼女たちは、何のために作られたのか。
なぜ、一人で歩き続けるのか。
失われた青は、本当に戻るのか。
鎮めても、世界はすぐには元へ戻らない。
それでも影は、今日も歪みへ向かう。
英雄には、ならない。
それでも——青を返すために。
美しく、残酷で、孤高なアンドロイドたちが、歪んだ世界で交錯する。
SFバトル×終末世界×静かな悲劇。