あらすじ
「お前、魔女の娘だからな」
十八歳の誕生日。
育ての親である神父から突然そう告げられたミラ。
しかも次の瞬間には、
「今日から聖女な」
「!?」
「絶対おかしいでしょう!!」
魔女の娘なのに、聖女を名乗ることになってしまった。
人の痛みや苦しみを引き受ける不思議な力を使い、小さな町で聖女として活動する事に。
その評判は王都にまで届いてしまいーー
大聖女選定会に招かれてしまう。
王国で若手最強の騎士ヴェリス。
誰もが憧れる王太子セドリック。
本物の聖女たち。
華やかな王都で、出会う大切な人たち。
けれど彼女は知っている。
この力は聖女の奇跡ではない。
魔の力だ。
もし正体が知られれば、全てを失うかもしれない。
それでも誰かを救いたい。
これは、世界から忌み嫌われる運命を背負ったミラが、本当の愛と居場所を見つけるまでの物語。
――魔女の娘の私が、聖女として愛されていいんですか?