あらすじ
歴史が大好きな女子高校生、史実暦(しじつ こよみ)。
ある日、図書館で読んだ本から、彼女は一つの疑問を抱く。
「本能寺の変で、織田信長の首は見つかっていない……結局、黒幕って誰だったんだろう?」
家に帰り、その話をマッドサイエンティストの祖父にすると――
「よし! タイムマシンで調べてこい!」
という無茶振りを受ける。
こうして暦は、天正十年六月二日、本能寺へと向かうことになる。
しかし、そこで待っていたのは歴史の教科書に載っている英雄ではなかった。
燃え盛る本能寺で自害しようとしているのに、
怖くて刀を振れない男――
その名は、のだ。
歴史を変えてはいけない女子高校生と、
歴史から消えたはずの男。
二人は、本能寺の変の真相を追うため、
歴史上の有力容疑者たちを訪ね歩くことになる。
みっちゃんは本当に裏切ったのか。
ヒデヨシは何を隠しているのか。
イエヤスは何を知っているのか。
そして、本能寺の変を引き起こした真の黒幕とは――?
これは、歴史最大のミステリーに挑む、少し、おかしなタイムトラベル推理劇である。