あらすじ

仕事から帰った「私」は、夕食を済ませ、友人と電話をし、動画を眺めながら眠りについた。  翌朝、目を覚ますと、部屋は乱れ、身体は汗と皮脂にまみれ、足には一日の労働の残滓がこびりついていた。  祖母が一階で唱える法華経。  母の「風呂に入れ」という声。  昨日と何も変わらない、いつもの朝。  苛立ちを募らせた私は、布団を壁に投げつけ、声にならない声を部屋の中央へ放り投げる。  やがて、朝の光が部屋の暗がりへ侵入してくる。  その光は、埃や汚れ、汗や皮脂、そして身体にまとわりついた「昨日」を照らし出していく。  どこまでも粘りつく日常の中で、私はただ、今日という一日を迎える。

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カクヨム
カクヨム2026/08/11
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