あらすじ
エルフに転生した。
美男美女だらけで、長寿で、魔力にも恵まれた種族。
最高じゃん! ――と思っていたのだが、一つだけ問題があった。
エルフ、色恋に興味なさすぎ!!
そんな村で現代日本人の感性を持って育った俺は、当然のように浮きまくり、十七歳にしてついに『エロすぎる』という理由で村を追放されてしまった。
だが、俺はむしろ歓喜した。
人間の街! 獣人! 冒険者!
なにより、もっと色恋に積極的な女の子に会えるかもしれない!
そうして意気揚々と旅立った――のも束の間。
希少なエルフという理由で捕まり、奴隷として売り飛ばされた先は、まさかの男娼館だった。
そこで知ったのは、人間の女性は男性よりも魔力を扱う能力に優れ、それゆえ社会的地位も圧倒的に高いということ。
つまりこの世界――めちゃくちゃ『女尊男卑』だった。
そんな世界を男娼館から学んだ俺は、接客、女心、夜の技術、ついでに盛大に偏った『娼館の常識』まで身につけていく。
さらに、娼館で働く絶世の美女――その正体が誰にも素顔を知られていない伝説の『剣姫』とも知らず、彼女から剣まで教わることに。
魔法に長けたエルフのはずなのに、なぜか魔法は使えず物理最強。
常識はないのに、女心にはやたら詳しい。
これは娼館育ちのエルフである俺が、やがて最強の冒険者として世界へ羽ばたき――自由気ままに冒険していたら、なぜか色恋に積極的な美少女たちまで次々と集まってくる物語である。