あらすじ
八つの国、十を超える種族、竜と巨人までが、一人の少女勇者の旗の下に集った。十六歳の勇者カリナ・ウィングスは、数千年続いた魔王軍との戦争を終わらせるため、最後の覇王ヴァルガリアスが待つ魔王城へ進軍する。
剣と魔法の世界〝ソルスター〟。
幼くして両親を失いながら、聖剣レギオンブレイドと、その剣に宿る精霊エリュシオに導かれ、勇者として成長した少女カリナ・ウィングス。
彼女のもとには、八つの国の軍勢だけでなく、獣人、エルフ、ドワーフ、リザードマン、ケンタウロス、ゴブリン、さらにはドラゴンや巨人たちまでもが集結した。
彼らの名は〝ソルスター自由連合軍〟。
長きにわたる戦いの末、人々はついに故郷セプタリアから魔王軍を駆逐することに成功する。
だが、戦争はまだ終わっていない。
魔族の領域へと続くシャドウクレスト山脈。
その最奥には、魔王ヴァルガリアスの居城――魔王城ダークフォージがそびえていた。
勇者カリナは決断する。
守るための戦いを終わらせ、この長い戦争そのものに決着をつける、と。
難攻不落の要塞。
山上から戦場を狙う魔導砲台。
魔王軍の兵站基地。
暗躍する魔族の将軍たち。
八つの攻略目標を前に、国も種族も異なる軍勢がそれぞれの力を結集し、同時多発的な最終攻略作戦が始まる。
そしてカリナ自身も、聖剣エリュシオと最も信頼する仲間たちとともに、最後の覇王が待つ魔王城へと踏み込んでいく。
これは、一人の少女だけが世界を救う物語ではない。
少女勇者のもとに集った、国も種族も生まれも異なる者たちが、互いの力を認め、支え合い、数千年続いた戦争に終止符を打つため挑んだ〝最後の総力戦〟の記録である。
そして――
後に異世界へと転移し、新たな戦場へ向かうことになる勇者カリナ・ウィングス。
これは彼女が故郷ソルスターに残した、最後の足跡でもある。
※『勇者カリナ/未来戦線クロスロード』――
https://kakuyomu.jp/works/2912051601623726488
――と同一主人公・同一世界観の物語ですが、本作単独でもお楽しみいただけます。