あらすじ
幼い頃から王太子の婚約者として育った、辺境伯令嬢エレノア・フォルティス。
ある日突然、王太子から告げられたのは婚約解消――そして、王子の護衛であった王国最強の魔術師レオニスとの新たな婚約だった。
病に伏した父、不穏な動きを見せる隣国。
故郷を守るため、エレノアはレオニスと共に辺境へ向かうことになる。
けれど彼女は知らない。
無口で無表情なその天才魔術師が、長年のあいだ彼女だけを想い続けていることを。
「あなたのお役に立てるのであれば、何なりと」
どこまでも誠実な彼の言葉を、エレノアは今日も親切心だと受け取ってしまう。
これは、恋を諦めていた辺境伯令嬢と、初恋を拗らせすぎた天才魔術師の、じれったくて甘いすれ違いラブストーリー。