あらすじ
公爵令嬢ヴィットリア・セレナーティは、「無能王子」と呼ばれる第一王子との政略結婚を受け入れた。
五年前、何者かに陥れられ、失脚した父。
その汚名を晴らすため、ヴィットリアは王宮へ乗り込む。
ところが、結婚式で初めて顔を合わせたはずの王子に、なぜか既視感を覚えてしまう。
本当に、この人とは初対面なのだろうか。
そして王子は、本当に「無能」なのか――?
人の心を読むような観察眼と、父から受け継いだ人たらしの才。さらに情報屋という裏の顔を持つヴィットリアは、王宮に渦巻く情報を集め、五年前の事件と王子の秘密に迫っていく。