あらすじ
天城悠真は、独立初日に幼馴染・火澄から「同伴者登録書」を突きつけられた。
それは事実上の婚約契約。
火澄の静かな圧に押され、気づけばサインしてしまっていた。
逃げるようにダンジョンへ向かった悠真は、生活系フロアでスローライフ配信を始める。
視聴者ゼロからのスタートだったが、悠真の生活スキルは異常に高く、料理や栽培はプロ顔負け。
魔獣モコが懐き、人気ストリーマー・霧島レンが乱入し、配信は瞬く間にバズっていく。
しかしその裏で、ダンジョン核が微弱に反応し始める。
悠真が畑を耕せば植物が異常成長し、家を建てればフロアの地形が最適化される。
視聴者の考察班は騒ぎ始め、天才研究者・白鷺いろはは「観察させてほしい」と現れる。
いろはは告げる。
「あなたの行動が、ダンジョン核に影響しています」
そして火澄は静かに、しかし強く言う。
「悠真を危険に近づけるな」
やがて世界中のダンジョンが同時多発的に暴走。
政府は悠真を“危険因子”として確保しようとし、
火澄は悠真を守るために国家と対峙する覚悟を決める。
悠真は選ばされる。
世界を癒す存在になるか──
人として生きるか。
スローライフは、世界の命運を左右する戦いへと変わっていく。