あらすじ
妹を殺した人類を、俺は絶対に許さない。
ごく普通の高校生だった天津零(あまつれい)は、妹と共に異世界へ召喚された。
そこで待っていたのは、英雄としての華々しい人生――などではない。
人界の王に囚われ、目の前で最愛の妹を殺されるという絶望だった。
すべてを失った零が誓ったのは、人類への復讐。
そんな彼の前に現れたのは、本来なら人類の敵であるはずの魔王と、その配下たちだった。
そして零自身もまた、《無限抱擁(ウロボロスサーキット)》と呼ばれる異質な力をその身に宿していた。
この世界には、人智を超えた力を秘める武装が存在する。
――《神装(アルマ)》。
神の理を穿つ、人にのみ許された装(よそおい)。
魔王と出会い、人類に牙を剥き、次第にその力を開花させていく零。
だが、彼はまだ知らない。
妹の死も。
自らがこの世界へ召喚された理由も。
そして、人と魔が争い続けるこの世界そのものも――
すべてが、遥かに大きな何かへと繋がっていることを。
これは、すべてを奪われた少年が魔王と共に世界へ反逆し――
やがて、神の定めた終焉さえも拒む一匹の蛇になる物語。