あらすじ
「身の程を知るがいい」
婚約者にそう告げられ、フェアリ・フロバレラは婚約破棄された。
子爵位を返上し、平民として魔獣の森に近い町で暮らし始めたフェアリは、治癒院と食堂で静かに働いていた。
そんなある夜、毒に侵された魔法師が食堂へ運び込まれる。
普通のポーションでは治せない毒。
それは、百年以上前に王国を脅かした魔獣ゴルグロムによるものだった。
フェアリが使ったのは、フロバレラ家の女系にのみ受け継がれる〈蓮の浄化魔法〉ロータス・ブルーム。
そして、助けた魔法師アルトリウス・ヴァルフレアは、十二年前にフェアリと約束を交わした少年だった。
やがて王国に、ゴルグロム大量発生の急報が届く。
フェアリを捨てた元婚約者が持ち出した、門外不出の薬草の苗。
それが、王国を揺るがす災厄を招いていた。
身の程を知るべきだったのは、誰だったのか。
婚約破棄された元子爵令嬢が、失われた魔法と幼い約束を取り戻す、王道恋愛ファンタジー。
※《身の程を知れ》シリーズの第二作です。こに作品だけでお読みいただけます。