あらすじ

アステオン男爵家の次男、エリオット・アステオン。 家督も領地も継げない彼は、王城で侍従騎士として王に仕えていた。 貴族の中には、固有スキルを持つ者がいる。 エリオットが持つのは、視界に捉えたものを別の場所へ瞬時に移す『移動(シフト)』。 地味な能力だったが、王城では会場設営や物資の搬入搬出に大活躍。 持ち前の段取りの良さもあって、いつしか周囲から半ば冗談交じりに「段取り卿」と呼ばれるようになっていた。 そんなある日、王国は、未開の土地の開拓を担う者に、その土地の領主となる権利を与える「開拓領主制度」を発布する。 自分の領地を持つ絶好の機会だと考えたエリオットは迷わず名乗りを上げ、厳しい審査の末、開拓領主に選ばれる。 しかし、彼に与えられた土地は三十年前に滅びた魔王国の領地。 荒れ果てた旧魔王領へ向かったエリオットを待っていたのは、廃墟となった魔王城。 そして、そこに今も暮らす魔王の娘・ラビィだった。

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カクヨム2026/08/11
  • 現在の作品魔眼姫と段取り卿