あらすじ
2047年、復活祭。イエス・サマの再臨は、人々に期待された救いではなく、創造の精神的破綻を突きつけた。希望を失い、堕落しきった人類を前に、イエス・サマは地上からの離脱を決意する。しかしその前に、教皇ペテロ二世に一つの重大な啓示を託した。世界の命運は、地獄の深淵で綴られる「最後の福音」に委ねられたのだ。教皇は神の意図に従い、南極の乾燥地帯でミステリアスな棺の中に数千年間保管されていた、天使の言葉で記された聖なる写本を回収する。
教皇がそのテキストを翻訳すると、戦慄の事実が明らかになった。その棺は単なる遺物ではなく、地獄への「門」であった。そして、機が熟した時、主の選ばれし者が教皇を訪れること、教皇はその者を棺へと導かなければならないことが記されていた。
ついにその選ばれし者が現れる――揺るぎない信仰を持つ男、ミスター・ポストマンである。彼は棺に封印され、その魂は転送され、地獄で「エクセルシオール」としての肉体を得て覚醒し、それは過酷な下位次元の凶悪さに抗うための超人なる体である。
地獄の荒野に足を踏み入れたミスター・ポストマンは、その地で生き延びてきた子供サングリアに出会う。彼女は彼の導き手となった。彼女の助言に従い、彼はイエス・サマと再会する。イエス・サマは彼に、地獄で最後の福音を説くという後継の使命を授けた。過酷な旅を生き抜くため、彼は「落ち着きのない魂の三叉槍」を授かる。それは、テレポーテーションとエネルギー操作を可能にする神聖なる武装であった。
新たな重責とともに、イエス・サマは一つの天命を託す。地獄の深淵を突き進み、「ウルティムス・プサルミスタ」を目覚めさせること。それこそが、地獄の溢れ出しを阻止し、地球が不可逆的な破滅の延長線となることを防ぐ唯一の力である。
最後の福音の執筆が、今始まった。 地獄へようこそ。