あらすじ
【あらすじ】魔法と精霊が実在する異世界
『エルドラド』。ルミナス公爵家の令嬢アサヒ(16)は、何不自由のない優雅な日常を送りながらも、心に冷たい「失われた記憶」の違和感を抱えていた。
夕日を見るたびに、なぜか理由の分からない涙がこぼれ落ちるのだ。ある夜、邸宅の庭園で、世界の時間を司る少年ソルと精霊クレピュスクに出会ったことから、彼女の日常は一変する。二人の言葉や、異世界の美しい朝焼け・夕焼けに触れるたび、アサヒの脳裏には「見たこともない高層ビル」「激しい灰色の雨」――そして、出汁の匂いがするエプロン姿の、優しい女性の姿がノイズのように蘇り始める。
「私は……地球で孤独に死んで、この世界に転生したんだ」だが、アサヒが前世の記憶を取り戻した瞬間、時空のネジが狂い出し、異世界の【朝日の国】と【夕日の国】が闇に飲まれて壊滅を始める。
さらにその歪みは、アサヒの故郷である【地球】へも時空の嵐となって直撃し、地球規模の天変地異が発生してしまう。
二つの世界を襲う終末の危機。
そこに降臨する、世界の理を司る『時間の神々』。「地球と異世界、救えるのは一方の時間線のみ――」
過酷な運命を突きつけられたアサヒは、前世の母が遺してくれた「朝日と夕日の優しい嘘」の真相を解き明かし、二つの未来を救うために魔法の剣と懐中時計を手に取る。
「過去と他人は変えられない。でも、自分と未来は、いくらでも変えられる!」
日常の謎解きから、地球規模のSF魔法バトル、そして三世代にわたる生まれ変わりの奇跡へ繋がる、壮大なる時計仕掛けのファンタジー、ここに開幕!