あらすじ
【あらすじ】
陸地の存在しない、海だけの世界。
東西南北に浮かぶ四隻の巨大方舟”ノアの方舟”で、人々は信仰対象”ゴールドフィッシュ様”の恩恵を頼りに生きていた。
北の方舟に暮らす青年・ジークは、次期船長候補でありながら、幼い頃に読んだ禁書の記憶から「大地」の実在を信じる異端児だった。祈りに縋る人々を冷めた目で見つめる彼は、叔父アッシュから疑いを咎められる日々を送っている。
そんな折、船を襲う原因不明の濃霧と大揺れ。霧の先に浮かんでいたのは、瞳の光を失った巨大なゴールドフィッシュの亡骸だった――信仰の対象の”死”という現実を前に、動揺する民、揺らぐ教義、そして食糧危機。
真実を確かめるため送り出された小さな船の上で、ジークは飢えを凌ぐ現実的な提案を口にし、“不信者”の烙印をさらに深めていく。そして絶望に沈む方舟に現れたのは、童話でしか語られなかったはずの『人魚』の少女モーリェ。
神が死に、人魚が現れた日、ジークの世界の”当たり前”が揺らぎ始める。
大地を求める青年と居場所を失くした人魚。
そして人魚の肉を喰らい“不老長寿”の恩恵を受けようとする船上民を描くーー
ファンタジー×海洋×信仰=ロマン。そして欲深き希望と夢の探究譚。
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※残り3話執筆中!