あらすじ
白亜の巨塔――冠位時計(クロノス)神導学府。
そこは、大天使を目指す選ばれし天使たちの学び舎。
学園最下層・第五圏域。
通称“掃き溜め”に配属された七瀬永愛(ななせ えあ)は、ある一点のみで評価された特例合格者だった。
それは――
第一圏域の天使、川篠サダオミへの異常なまでの執着と、完璧な模倣精度。
「推しの隣に立つ」
ただそれだけを目的に、永愛は地下から学園を侵食していく。
戦い方を教えるのではない。
“戦いの意味”そのものを書き換える。
これは、恋ではない。
信仰でもない。
“推し”を極めた一人の天使が、奈落から冠へと駆け上がる物語。