あらすじ
戦場で散ることを誇りとし、父のため戦い続ける戦士達。
ーー雨が降る。
それはいつも、戦いの終わりだった。
仲間達の血を洗い流し、戦場の痕跡を消していく雨。
だが、ある日。
一人の戦士は、誰も気に留めない雨の音に不思議な違和感を覚える。
なぜ…胸は痛むのか。
心とは…何なのか。
やがて彼は勝利を手にし、誰もいない宴の館で一頭の白い狼と出会う。
…そして知ることになる。
心を知らなかった戦士が見つけたもの。
自分達の世界の真実と、父が抱き続けていた願いをーー
神話のような世界を舞台にした、一人の戦士の静かな成長の物語。