あらすじ
千年の時を超え、三つの魂はめぐり続けてきた。
愛と憎しみ、執着と断ち切れない呪い。
生まれ変わるたび、三人はただ、心に愛と憎しみの傷跡だけを残していく。
現代で暮らす真由の隣には、穏やかでどこか影を宿した青年・瞭がいる。
かつて心から愛した男・海斗は、理由も告げずに姿を消したまま。
雪の夜、ふたりが再び向き合ったとき、静かな日常にはもう戻れなくなる。
見えない場所で揺らめく、薄い紫の糸。
白い着物に銀の髪を揺らす、死神めいた女の影。
現代のひずみは、やがて戦国の世へとつながる「式神」と「鬼」の記憶を呼び覚ましていく。
愛と呪術が絡み合う、和風ダークラブ・ファンタジー。