あらすじ
#四十二歳、独身、童貞。土木作業員として働く来栖蓮には、
高校時代からずっと消えない後悔があった。
いじめられっ子だった自分に、唯一優しくしてくれた同級生――柊千夏。
彼女は当時のクラスメイトに妊娠させられ、退学に追い込まれた。
加害者は何食わぬ顔で学校に通い続け、誰も裁かれることはなかった。
そして、彼女の訃報が届く。
自ら命を絶った理由は、あの日負った深い傷だった。
やり場のない怒りを抱えたまま迎えた事故の夜、
蓮は中学三年生の自分として目を覚ます。
もう一度、あの教室に戻れるなら。
今度こそ、彼女を――そして自分自身の人生を、守り抜く。
これは、後悔だらけだった男の、やり直しの物語。