あらすじ
戦闘力ゼロ、特別な知識もなし。
お人好しで気配り上手な青年・ユウキは、何の変哲もない一般人として異世界へと転生した。
彼が街外れで出会ったのは、ボロボロの服を着て震える可哀想な二人の子供――17歳の少女・シロと12歳の少年・ノアだった。
ユウキが優しく声をかけると、さっきまで悲しみに満ちていたノアの表情に意地の悪い笑みが浮かび上がる。
「死ねぇぇ!」
突如、ノアがユウキに呪いをかけるが一向に死なない。それどころか自分たちを「可哀想な子供」として心から愛してくれるユウキ。その底なしの優しさに心を打たれたシロは、ノアを無言で制する。
しかしユウキは知らなかった。二人が【怨霊】であることを———。
それ以来、ユウキに害意を向けた悪党や巨大モンスターは、ユウキに密着する二人の呪気によって、指一本触れることすらできず勝手に即死・自滅していく。
「ひいぃぃ! あいつ、一切動かずに無詠唱でモンスターを即死させたぞ……!?」
ユウキはただ二人のお世話をしているだけなのに、周囲からは【無詠唱の即死魔法使い】だと勘違いされ――!?
行き場のない霊たちに愛されすぎるお人好し転生者のマッシブライフ、開幕!