あらすじ

世界のトレーダーに「Ichimoku」として知られる、日本発のテクニカル分析――一目均衡表。 その考案者は、細田悟一。 のちに「一目山人」と呼ばれる相場研究家である。 明治に生まれ、大正、昭和という激動の時代を生きた悟一は、相場の値段だけではなく、そこに流れる「時間」に目を向けていく。 コンピューターもない時代。 紙と鉛筆、そして膨大な数字と向き合いながら、彼はいったい何を見つけようとしたのか。 転換線、基準線、先行スパン、遅行スパン、そして「雲」。 やがてその研究は「一目均衡表」という独自の相場理論へと結実し、時代と国境を越えて世界の金融市場へ広がっていく。 相場とは何か。 時間とは何か。 そして「均衡」とは何なのか。 これは、一つのインジケーター誕生の物語。 そして、「一目山人」と呼ばれた男――細田悟一の生涯をたどる物語である。 ※本作品は実在の人物・歴史的事実を題材としつつ、資料の乏しい時期の人物描写・会話・場面などに創作を加えた伝記小説です。

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カクヨム2026/08/10
  • 現在の作品日本で生まれ、世界へ渡った「一目均衡表」 細田悟一 「一目山人」と呼ばれた男の物語