あらすじ
卒業記念パーティで断罪され、毒杯を賜った悪役令嬢サマラ・バガリー侯爵令嬢の頭を悩ませる出来事は2つある。
1つは神より聖女という恭しいスキルを賜って置きながら、魅了と言う危険極まりないスキルも同時に保有し、サマラの婚約者を寝取ろうと画策する極悪聖女ベティ・トレイソンの存在。
もう1つは、その非道聖女ベティあるいは自分が死んでしまうと、その度に時間が年度の始まりまで巻き戻ってしまう現象だった。
これは本当に悪逆非道で冷酷極まりない『残虐非道な王道悪役侯爵令嬢』と、同じぐらい卑劣な『悪役令嬢物に出てくるドブカス王道悪役聖女』が、無限に巻き戻り続ける学園生活で、あの手この手とお互いに悪辣な手段で一生どころか何十生と争い続けている世紀末世界である。
果たしてサマラに、そしてこの地獄のような世界に、救いはあるのか──