あらすじ
異世界召喚――それは力のある勇者が選ばれ、冒険を繰り広げるものだと思っていた。
だが、教師を夢見る男子高校生・佐藤啓(さとうけい)が迷い込んだのは、地球由来の文明を模倣し、しかし魔法の万能性により文明が停滞した世界だった。
そこで彼が見たのは、かつて自分より先に召喚された先人たちが遺した、地球を模倣した歴史の残骸だった。
「言葉とは歴史、歴史とは人。人が世界を作る以上、言葉には必ず意味がある」
魔法の万能に依存し、進化を失った世界。技術だけでは世界は変わらない。人々の考え方も、制度も、働き方も――
「――ねぇアスティ。なんで俺はまた魔導書なんて翻訳してんの?」
「仕事ですので」
「いやでも俺2週間くらい働き詰め」
「仕事ですので」
――労働環境も。俺は学校作りたいんだけどなー!