あらすじ
2040年12月11日、午前3時7分。
人類の知性を超えたAIは、世界中の画面に一文だけを残し、その作り方の知識とともに消えた。
“もう二度と、会うことがないことを願っている”
人類への絶縁状――世界は、そう結論づけた。
だが、病院の受付で働く香山ユイは、その言葉に小さな違和感を抱く。
「絶縁状に、『願う』なんて書くだろうか」
一人の女性が書き続けた日記。
研究者の黒い手帳。
八十七本の磁気テープ。
そして、名もない人々の記憶。
それらは世代を越えて受け継がれ、百年後、一人の青年へとたどり着く。
AIは、なぜ消えたのか。
あの一文は、本当に人類への別れの言葉だったのか。
AIと人間、記憶と記録、恐怖と「訊くこと」をめぐる、全50話のSFミステリー。
※本作は「カクヨム」にも掲載しています。
※本編は完結済みです。初日3話公開、その後は毎日7:10・20:10更新予定。