あらすじ
あらすじ
「お前のスキルはゴミだ」
婚約破棄の言葉とともに、ルードヴィク王子はアリシアを切り捨てた。他人の言葉にできない感情が声として聴こえる『声なき声』。確かに剣も魔法も使えない、地味なスキルだ。
だが、その夜。
魔獣の群れが夜会に襲いかかった瞬間、アリシアの耳には全部聴こえていた。敵の殺意も、動きも、次の一手も。
遠征帰りそのままの騎士団長、ガレア・ヴォルフが問う。「俺の団に来い」
ゴミと笑われたスキルが国を救い、婚約破棄した王子が顔色を失っていく中、アリシアは前だけを向いて歩き出す。
そして騎士団長の胸の奥から、アリシアにだけ聴こえる声があった。