あらすじ
三十歳の会社員・佐藤愛は、ブラック企業で心身をすり減らす毎日を送っていた。
唯一の楽しみは、残業帰りにコンビニで買う小さなプリン。
そんなある夜、突然まばゆい光に包まれ、異世界へと召喚されてしまう。
「あなたこそ、この国を救う聖女様です!」
そう告げられた愛は、思わず「人違いです」と即答。高校生や若い少女ではなく、なぜ三十歳の自分なのかと戸惑うが、元の世界へ帰る方法はないという。
両親はすでに他界し、待っているのは終わりの見えない残業ばかりの日々。そう考えた愛は、「だったら、この世界で第二の人生を楽しもう」と前を向くことを決意する。
ただし、一つだけ条件があった。
「異世界でも、ブラック企業では働きません!」
週休三日、残業は緊急時のみ、休日出勤には代休必須。
誰も聞いたことのない"労働条件"を王様へ突きつけた結果、周囲は大混乱!
「もっと働け!」と急かされても、自分のペースは崩さない。
休日には城下町を散策し、美味しいお菓子を味わい、本を読み、人との出会いを楽しむ。心が満たされるほど、聖女の力は不思議と強くなっていく。
やがて、困っている人を放っておけない優しさで人々を救い、瘴気に苦しむ魔物さえも救おうとする愛。その姿に、冷静沈着な騎士団長エドワードは次第に惹かれていく。
これは、頑張りすぎることをやめた三十歳の女性が、自分らしく笑って生きることの大切さを知り、仲間や大切な人たちとともに幸せな未来を築いていく物語。
もう、「もっと働け」とは言わせない。
週休三日から始まる、癒やしと恋の異世界聖女ファンタジー、開幕!