あらすじ

「お前は役立たずだ」  幼い頃から、そう言われ続けてきた。  剣を握っても力がなく、狩りに出ても獲物を逃がす。  村では誰からも期待されない少年――レイン。  それでも彼は、毎日剣を振り続けた。  誰かに認められるためではない。  いつか、自分の大切なものを守れるようになるために。  ある日、レインは祖父から受け継いだ青い剣に秘められた秘密を知る。  それは、かつて父が命を懸けて守った「第一封印」と呼ばれる力だった。  迷宮へ挑んだレインは、仲間のセリア、謎の少女リゼとともに、巨大な魔物と死闘を繰り広げる。  そして戦いの中で、第一封印の力を目覚めさせる。  圧倒的な力。  魔物の動きを見切り、一撃で戦況を覆すほどの力。  だが、その力には代償があった。  ――生命を燃やすこと。  父もまた、その力を使い続けたことで身体を壊していた。 「俺は父さんと同じ道を歩まない」  レインは決意する。  封印の力に頼るのではなく、自分自身の剣で強くなることを。  しかし、迷宮を出た彼らを待っていたのは、さらなる戦いだった。  レインを狙う王国の騎士。  青の剣と対になる「黒の剣」。  そして、十年前に姿を消した父の存在。  なぜ父は王国に追われたのか。  なぜリゼは世界中の勢力から狙われているのか。  第一封印とは何なのか。  そして――レイン自身は、いったい何者なのか。  役立たずと呼ばれた少年の旅は、やがて世界の運命を大きく変えていく。  これは、何も持たなかった少年が。  一本の剣だけを信じて、いつか伝説へ至る物語。

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カクヨム
カクヨム2026/08/10
  • 現在の作品役立たずと呼ばれた少年は剣一本で伝説になる