あらすじ
雪崩によって峠道を塞がれ、国境の宿に取り残された二人の旅商人。
だが、男も女も、本当は商人ではない。
互いに敵国の密使。
男の任務は、女が隠し持つ小さなケースを奪うこと。
女はそれを決して手放してはならない。
毒を疑いながら葡萄酒を交わし、
互いの嘘を見抜き、
任務も警戒も捨てないまま、二人は少しずつ相手自身へ興味を持っていく。
逃げ道である窓は、まだ開いている。
任務を遂行するための力も、まだ残っている。
どちらも選べるまま、
それでも二人は、自分の意志で次の一手を置いていく。
これは、敵同士だった二人の勝敗ではなく、
ひとつの夜が「収束」するまでの物語。
【制作について】
本作は、ChatGPT上で行った、私とAIによる完全即興ロールプレイをもとに、小説として再構成したリプレイ作品です。
物語の展開や結末は事前に決めず、互いに相手の人物を操作せず、それぞれが自分の人物の目的・判断・行動だけを担当しました。
その場その場で相手の一手を受け取り、次の一手を選んだ結果として生まれた物語です。
小説化にあたっては、即興時の展開と人物の選択を核として、情景描写や章構成を整えています。