あらすじ

平民で孤児のエラことエレノアは、ある日光魔法に目覚め、聖女として認定された。 彼女の国には、聖女をなるべく王族に連なる家系から排出させるため、聖女は王族と婚姻するというしきたりがあったのだが、エラの将来の結婚相手として紹介された第一王子カーティスは、彼女に一目惚れしたものの、無意識に平民であるエラを見下していたことから、彼女は彼から逃げ回る日々を送る羽目に。 そんな日々を送る中で、エラは城の隅にあった離宮で、紅い瞳を持った少年と出会う。その少年は、母の身分が低い上、不吉とされている色の瞳を持っていたがゆえに虐げられていた第二王子レナードこと、レオンだった。 意気投合した二人だったが、ある時レオンは城から姿を消してしまう。当然、行方不明として捜索が開始されるも、本腰を入れて取り組んでいるようには到底思えず、エラはレオンは故意に連れ去られたのだと確信する。 大方、彼を疎ましく思っていた王や王太子の仕業だろうとはわかっていたが、証拠も何もないため、エラは単身でレオンを探し続けることを決意。魔力の無駄だと止められていたけれど、こっそり光魔法以外の魔法を鍛え始める。 聖女の仕事とレオンの捜索及び鍛錬を並行して行い続け、エラは十八になった。彼女は成人してしまったことで、逃げ回っていたカーティスから、とうとうプロポーズされてしまう可能性が上がり、戦々恐々としていた。 近々開催予定の彼の二十歳を祝う誕生会は彼の立太子を兼ねており、エラはその際、聖女として彼に祝福を与えなければならない。 (その衆人環視の状態でプロポーズされたりしたら、断りようがないじゃない……!) 頭を抱えるエラだったが、良い解決策も思いつかないまま当日を迎えてしまう。 式典は着々と進み、とうとうエラの出番が来てしまった。エラがカーティスに祝福を与えるために手をかざした瞬間、城の結界が破れ、顔の半分を覆う仮面を付けた男が会場へと闖入した。 彼はエラを腕に抱き、一瞬で空へと飛び立ってしまう。しかしエラは抵抗しようとはしなかった。何故なら── (へ!?……レオン!?なんで!?) ずっと探し続けていたレオンにさらわれている、なんて状況に混乱し、とりあえず寝たふりをしてみるエラ。自身の居城と思しき建物の一室に彼女を運び、指一本触れることなく離れたレオン。 (ねえ、本当にどういうこと!?)

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小説を読もう2026/08/10
  • 現在の作品平民聖女はヤンデレ魔王と結ばれたい