あらすじ
ある日、私の目の前に、『天使』を名乗る者が現れた。
誘導されるままに開いた本には壮絶な物語が描かれていた。
「おめでとう。君のその絶望も、血の匂いも——全部『小説の文字』だよ」
人類を滅ぼし、絶望の頂点に立った悪魔・レオン。
だが、彼が手に入れたのは勝利ではなく、世界の裏側に隠された凄惨な真実だった。
この地獄のような世界も、惨劇の運命も、すべては顔も知らぬ『作者(神)』がペン一本で書いた筋書き(シナリオ)に過ぎない。
「——なら、この物語(世界)ごと、作者の首を狩る」
己の運命を弄ぶ神を殺すため、世界そのものを破壊し始めるレオン。
神が死に、原稿が破かれ、文字がかすれて崩壊していく世界(白紙)。
だが——すべてが無へと還るその果てで、男はあり得ない「異物」と遭遇する。
神の消去(キャンセル)すら跳ね返し、崩壊する世界に一人立ち続ける少女。
なぜ彼女だけが、この世界のルールを無視できるのか?
なぜ彼女の存在が、全人類を滅ぼした悪魔の胸を、これほどまでに揺さぶるのか?
天使とは一体何者なのか。
虚構の神を殺した悪魔と、シナリオに抗う少女。
狂気と奇跡のメタ・ダークファンタジー!