あらすじ
[つばさ文庫応募用あらすじ。ネタバレ含む]
AIによる監視システム「ハーモニー」が導入された、中央小学校。
子どもたちの行動がすべて監視され、評価されることで生活が管理されていた。
校内ではケンカもより道もなくなり、一見理想的な小学校になった……しかし子どもたちは、常に監視の目におびえながら暮らしていた。
小学五年生の少女・織部こはくは、ある日、何度も学校を脱走する問題児「だつごくクイーン」ことシショーに出会う。
自由に生きるシショーに憧れたこはくは、弟子入りを志願。さらに彼女の紹介で、ハーモニーの動きを観察する無口な少年・みなとと知り合う。
ハーモニーの監視から逃げるだけでは、学校は変わらない。そう考えたこはくは、「AIに子どもたちの考えを学ばせれば学校は変えられる」という作戦を思いつく。
三人は秘密組織「自由クラブ」を結成。情報通・リリや、生徒会長を仲間に加えて、AIサーバ室に侵入する計画を立てる。
かつてこはくの親友だった風紀委員長・伊東桜子の厳しい監視をかいくぐりながら、五人は作戦を進める。
しかし自由クラブは校長室への潜入に失敗してしまい、解散の危機を迎える。
仲間たちはこはくを責めることなく再び集結し、最後の作戦に挑む。
仲間たちが協力して、学校中を巻き込んだ大騒動を起こす――
こはくはAIサーバ室へ向かう途中、待ち受けていた桜子と鬼ごっこで決着をつけ、本音をぶつけ合った二人は和解する。
そしてAIサーバ室でハーモニーに、自分たちの思いを子どもたちを代表して伝える。
ハーモニーはその意見を受け入れ、学校の監視は以前より穏やかなものへと変化する。
事件は解決したものの、こはくとシショーだけは生活指導室での生活を続けることになる。
仲間たちは再び集まり、「二人を生活指導室から脱出させる」という新たな目標を掲げる。
こうして人とAIがよりよく共存できる学校を目指し、自由クラブの新たな挑戦が始まる。