あらすじ
時は明治二十年すぎ。場所は神奈川の二子山近く。
そこにひっそりと存在する華園の集落には『花身御供』という名の因習があった。
集落の長・花宮家の娘は十五年に一度、贄として『華主さま』に捧げられる――花宮の家に仕える天野家の次男・蜂郎はそんな風習を残す里が大嫌いだった。
二年前に行われた『花身御供』、直後に消えた長の妻・さゆり、蜂郎の思い人・つばきの変容。
謎を残したまま、今再び『花身御供』が行われようとしている中、彼はただひたすらに、つばきの願いのために奮闘する。
暗い因習と歪な人間関係が交差する幻想小説、ここに開幕。
※TALESでも掲載しています
※不定期に『18時過ぎ』更新予定
(最初の1日のみ8時、12時、18時過ぎに1話ずつ更新)