あらすじ

都会のベーカリーで働いていた常盤井澄実は、地方活性プログラムをきっかけに、島の中高一貫校の近くで十年前に閉じたパン屋を任されることになる。 本当は、ただ自分の店をやってみたかっただけ。 けれど、放課後に通ってくる女子高生の波路みちるや、店を訪れる島の人たちと出会ううちに、澄実は自分の作るジャムの味が、誰かの暮らしにそっと寄り添っていることに気づいていく。 焼きたてのトーストに手作りのジャムをのせた、小さな一枚。 それはやがて、閉じていた店に明かりを戻し、放っておかれていた果樹園の実りまでつないでいく。 海の匂いが残る島で、食べることと暮らすことを丁寧に描く、やさしくあたたかなキャラ文芸。

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カクヨム
カクヨム2026/08/09
  • 現在の作品島のパン屋と、今日のひと瓶