あらすじ
親が残してくれた小さな畑で、慎ましく暮らす農民レオン。
剣の才能もなく、魔法もろくに使えない。
それでも、土を耕し、作物を育てる毎日に不満はなかった。
そんなある日、村が大量の魔物に襲われる。
家は壊され畑は踏みにじられ、
両親から受け継いだ大切な
土地まで失われようとしていた。
追い詰められたレオンは、土を握りしめて願う。
「誰でもいい……この土地を助けてくれ」
その願いに答えたのは、神でも精霊でもなかった。
『聞こえている』
声の主は――彼らが暮らす星、そのものだった。
土、水、植物、岩石。
大地の力を借りることができるようになった農民レオン。
ただし、地球は何でも願いを叶えてくれる便利な存在ではない。
人間と大地。
農民と星。
これは、小さな畑を守りたかった一人の農民が、
地球と語り合いながら、やがて世界そのものに関わっていく物語。