あらすじ
夏の終わりを過ぎ、秋の気配が深まる頃。
大塚家では、ある変化が起きていた。
いつも明るい北斗の様子がおかしい。母・あかねは注意深く見守っていた。
その理由を知るきっかけになったのは、夏帆のある証言だった。
北斗と夏帆の前に現れた、ひとりの老婦人。
その人は、なぜか湊とどこか似た面影を持っていた。
「あの人は兄ちゃんの何?」
「どうして、兄ちゃんに似てるの?」
小さな疑問から始まった北斗の不安は、大塚家が抱えていた過去へと繋がっていく。
懐かしい秋の夜空は、湊の中に眠る星を再び照らし輝かせることが出来るのか──。