あらすじ
自分の意見を伝えるのが苦手な高校1年生の志摩紬は、雨の日の図書室で一冊の古書をきっかけに、学年トップの秀才・神城朔と出会う。
極度の人嫌いである朔は、使われていない地学準備室を占領し、誰にも邪魔されない静寂と鉱物の観察に没頭する日々を送っていた。
図書委員の仕事、突然のゲリラ豪雨、
そして放課後の勉強会……。
度重なる偶然によって「二人しか知らない時間」が増えていくなかで、紬は朔の素顔に触れ、無味乾燥だった朔の世界にも少しずつ変化が訪れる。
静かな放課後の空気と、
プリズムのように重なり合う密やかな波長。
不器用な二人の距離がじわじわと縮まっていく、どこか切なく温かい物語。
※表紙はAI作成。