あらすじ
王太子の寵愛する男爵令嬢リリアを毒殺しようとした罪で、処刑された公爵令嬢セレナ。
身に覚えのない罪だった。
それでも最後まで国を案じ、処刑台の上でさえ王太子アルベルトに穀物契約の更新を頼んだセレナに、彼は言った。
「君がいなくても、この国は何も変わらない」
次に目を覚ますと、そこは処刑の七日前。
ならば今度は、本当に何もしないことにしよう。
復讐するつもりはない。
ただ、自分が背負っていたものを、本来背負うべき人たちに返しただけ。
ところがセレナが手を離した途端、これまで当たり前に回っていたものが、少しずつ狂い始める。
そして前の人生でセレナを処刑台へ送った「リリア毒殺未遂事件」にも、前回は見えなかった事実が浮かび上がってきて……。
処刑まで、あと七日。
今度こそセレナは、王国のためではなく自分の人生を選ぶ。
婚約破棄から始まる、逆行悪役令嬢の人生やり直し物語。