あらすじ
会社が倒産した。
ブラック企業に人生を捧げるように働いていた左右田成美は、ある日突然、職を失った。
途方に暮れて街を歩いていた彼女が見つけたのは、ブロック塀にこれでもかと貼り付けられた怪しすぎる求人チラシ。
「工場作業・便利屋業務」
「未経験歓迎! やる気があれば誰でも大歓迎!」
「困っている人を助けるお仕事です!」
どう考えても怪しい。
それでも背に腹は代えられず、書かれていた住所へ向かった成美を待っていたのは、工場兼便利屋を営む二人の女性だった。
真面目そうに見えて妙なボケを繰り出す、剣道有段者の安泰真美。
豪快で天然、困ったことがあればとりあえず殴って解決しようとする、柔道有段者の浅辺弘美。
そして、そんな二人に振り回されることになる左右田成美。
三人の出会いから始まるのは、迷子探し、ペット探し、庭掃除、果ては「それ仕事なの?」と言いたくなるような依頼まで。
まともなのか、まともじゃないのか。
よく分からないけれど、困っている人がいるなら放っておけない。
これは、ちょっと変わった三人の女性が営む、工場兼便利屋の日常と騒動を描いた物語。
三人寄れば、なんとかなる。
たぶん。