あらすじ
『死んだら、うちに来なさい』
「死んだ人間は診ません」
――普通の医者なら、そう言うだろう。
だが、山下光圀は違った。
オネェ口調で毒を吐き、医師会から嫌われ、患者より自分の生活管理ができていない問題医師。
それでも、目の前の患者だけは絶対に見捨てない。
「死んだって、まだ患者でしょうが」
山下医院に集まるのは、普通の病院では救えない人間ばかり。
死んだはずなのに生きている者。
自分の死を知らない者。
死者に会いたい者。
そして――死そのものから逃げてきた者。
毒舌助手・とこちゃん。
謎の情報屋・ミジンコ。
ほんわか人妻・アルちゃん。
一癖も二癖もある仲間たちとともに、山下は今日も「ありえない患者」を救っていく。
笑って、泣いて、時々ぶん殴る。
これは、ちょっと変わった医者と、死に損なった人間たちの物語。
――死んだら、うちに来なさい。