あらすじ

記憶が澱のように積もった土地では、それが凝って「オコリ」になる。 鵜森市立汐見小学校の教師・塞森静一は、それを解いて土地に還す最後の番人だった。 ただし、解けば代償がいる。どの記憶を持っていかれるかは、選べない。 新任教師・日置千早が夜のプールで見たのは、水でできた子どもと、それを一言でほどく男の姿だった。 そこへ、町の記憶を「資源」として買い取る企業がやってくる。誰も脅されていない。町は、拍手で記憶を売り始めた。 ――忘れながら守る男と、憶えておくと決めた新任教師の、ひと月の話。

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カクヨム2026/08/09
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